子育て

私の「しつけ」は虐待だった?「叱る」と「しつけ」の違い

親が子どもの幸せを願うのは自然です。

しかし、子どもを「自分の理想」にしたいという思いが強すぎて、
指示や命令ばかり言って、子どもを叱っていませんか?

「早く起きなさい」
「さっさとごはん食べなさい」
「早く行きなさい」
「いい加減にしなさい」
「言うこと聞かないと〇〇!」
「ダメ!」

こういった言葉は、すべて親の都合で怒っているだけです。

しつけのつもりで叱ってばかりいると、子どもは「叱られたくない」「怒られたくない」という思いで、後ろ向きの気持ちで行動を起こすようになってしまいます。

このような行動は、しつけではありません。

脅しを使った「支配」とも言えます。

虐待にもつながる危険な行為です。

自分自身の怒りのメカニズムを理解し、しっかりと子どもと向き合えるようにしましょう。

「叱ること」はしつけではない

しつけとは何でしょうか。

子育てにおけるしつけとは「子どもが自立して幸せに生きることを目的に、習慣やマナーを親が教えること」と言えるでしょう。

しかし、親の理想像が高ければ高いほど、子どもの行動が理想とかけ離れてしまい、そのギャップに対して怒りがコントロールできずに、子どもを叱って、理想の行動に近づけようとします。

子どもは、叱らなくてもしつけることが可能です。

まずは、怒りをコントロールし、叱らずに子どもをしつけする知識を身につけましょう。

怒りをコントロールしよう

まずは怒りの性質を知り、怒りをコントロールできるようになりましょう。

なぜ、子どもに対して叱ってしまうのでしょうか?
怒りは理想と現実のギャップが大きいほど発生します。

そこには、あなたの「〜すべき」という、常識が影響してます。

電車の中では静かにするべき、ご飯食べるときは席を立たず静かに食べるべき、おもちゃを使ったらすぐに片付けるべき、、、

しかし、その「〜すべき」という思いが強すぎて、「絶対に守らないといけない」と思えば思うほど、あなたの「〜すべき」という範囲を超えて、子どもが行動すると、怒りにつながり叱ってしまいます。

まずは、あなたの「~すべき」という範囲がどの程度なのかを、自分自身で理解しましょう。

「自分の常識は、他の人でも常識の範囲なのか?」
「自分の常識や価値観を、子どもに押し付けていないか?」

その怒りに繋がっている「スイッチ」を理解し、自分自身の「~すべき」の範囲を広げていきましょう

「夕飯は必ず6時」
「寝る時間は22時」
「明日の準備は夜寝る前にやる」

このような自分の中での常識やルールを少しでも緩和し、常識やルールを子どもが守れなくても許せる「許容範囲」を作りましょう。

そうすることで怒りを客観的にとらえ、怒りをコントロールすることができるようになります。

また、怒りのピークはたったの6秒、と言われています。
怒って怒鳴りそうになった場合は、「深呼吸をして、6秒数えましょう」

そうすることで、衝動的な言葉を言ってしまうことを防ぐことができます。

子どもを叱らずにしつけをする方法

子どもに毎日叱っている人が、叱らずにしつけをするように変化するには、様々なことを変えていかなえればなりません。

非常に大変だと思いますし、親自身が変わらなければなりません

しかし、親が本気で取り組めばできることです。

やるべきことは、「親の考えを押し付けず、子どもの人生をサポートする」ことです。

怒らなくてもいい環境を作る

まずは、怒らなくてもいい環境を作るよう心がけましょう。

どこで腹を立てて怒っているのか。
それを理解し、子どもが自立できるように、子ども自身で出来るように環境を整えます

朝起きられない子供を起きるようにしたい場合、
「生活リズムを整える」
「就寝時間を決める」
「目覚まし時計をセットする」
「親が早めに起きて、カーテンを開ける」

おもちゃを片付けられない場合は、
「片付けられる量におもちゃを整理する」
「片付けしやすい入れ物、置き場所を用意する」

料理を手伝ってもらいたければ、
「子供用の包丁、エプロンなどを用意する」
「踏み台を用意する」

勉強、お金の管理など、子どもができる環境を整えてあげることで、子どもは自分自身で行動できるようになっていきます。

とにかく話を聴く

親は子どもに対して、子どもよりも多くの知識があり、知らない子どもにいろいろなことを教えなければいけないと思っています。

しかし、子どもは「自分なりに解決方法や答え」を持っています。

親は、「子どもの答え」が本当に子どもにとって最適な答えなのかを「一緒に考える」ことが仕事です。

答えを一緒に考えて、自分の生き方を自分自身で見つけられるようにサポートしてあげましょう。

そのためには、
・子どもに対する指示や命令はやめる
・答えが返ってくるまで待つ
ことです。

どうしても何か言ってしまいそうで、なんと言っていいかわからない場合は、子どもが何か言ってくるまで黙ることです。

黙ることで、子どもは考える時間ができます。

まとめ

子育ては非常に重要な仕事だと思います。

その割には、子どもを産む前に、子育ての勉強や子供の育て方を教えてもらうことはありません。

自分の親から学んだり、自分自身で学ばなければなりません。

自分自身で最善だと思ってやった行動は誰にも責められるものではないですし、
自分自身を責めることも必要ありません。

常に学び、間違ったと気づいたら子供に謝り、そして前に進む。

親のそういった姿を見て、子どもは成長し生き方を学びます。

勇気をもって、自信をもって子育てを楽しみましょう。